歯周病と全身の関係
歯茎に炎症を起こした歯周病菌はそのまま血管に入り、身体に重大な病気を引き起こします。
脳卒中
歯周病になると歯周病菌が「プロテアーゼ」という酵素を吐き出し血しょうを凝固させます。そして血管をつまらせる動脈硬化を引き起こし、脳卒中や心筋梗塞の誘い水となります。
肺炎
細菌の混じった唾液を誤飲し、肺に入り込んで肺炎の原因になります。
心臓病
菌が心臓弁膜への感染症となり心臓病の原因となります。アメリカでは「フロス、オア、ダイ(歯の清掃か死か)」とも言われ、歯周病の人は2.8倍も心臓病になりやすいというデータもあります。
糖尿病
歯周病と糖尿病は合併症です。歯周病のある人ほど血糖値が高く歯周病の重症度も糖尿病の人たちが高いことが分かっています。歯周病を改善すると血糖値も下がり安定する事が報告されています。
未熟児出産・早産
赤ちゃんは、母親の羊水の中にある「プロスタラジン」が一定になったときに生まれます。歯周病にかかっていると菌が急激に増えて妊娠9ケ月くらいで一定量に達し、早産を引き起こしてしまいます。歯周病のお母さんの未熟児出産・早産の確立は健康な人の約7倍も高いのです。
歯周病撃退には
歯周病で歯を失わないためには早期発見・早期予防が大切!
良いかかりつけの医師と定期的な受診が不可欠です。